突然ですが、以下の言葉をご存じでしょうか?
「メディアはメッセージである」
これはマーシャル・マクルーハンによる有名なセリフです。
どういう意味かと言うと…
「 ”コンテンツ” ではなく、そのコンテンツを伝える ”メディア自体” がメッセージである」
という事です。(かなりザックリ)
多くの人は、「メディアはただの ”箱(形式)” で、”コンテンツ(内容)” の方に意味がある」と思いがちです。
しかし、マクルーハンは1964年の時点で「そうではない。むしろメディアの方が重要だ」と気が付いていたのです。
「なんで突然そんな話を…」と思われるかもしれませんが、
プロモーション活動をする上では重要なコトです。
例えば、全く同じ「コンテンツ(内容)」を、色々な「メディア(SNSやGoogle)」で流したとします。
すると、メディアによって結果が異なります。
「このメディアでは商品がよく売れた!」
「こっちのメディアでは売上にはあまりつながらなかったけど、SNSで話題になった!」
「こっちでは、不謹慎だと、炎上してしまった!」
「お問い合わせが増えた!」
「目に見える反応は少ないけど、商品名や会社名を覚えてくれた人がいるみたい」
等々…。
同じ「コンテンツ」を使っても「メディア」ごとに結果が異なるのは、面白いですよね。
つまり、プロモーション活動においては、
メディアごとに適した「商品」や「目的」があるという事です。
(当然、各メディアごとにユーザー層が異なるのも背景にあります)
上記を見誤ると、
「莫大な費用をかけたのに全く成果があがらない…どうしよう(汗)」
なんて事になってしまうかもしれません。
多くの人は「バカとハサミは使いよう(=使い方次第でどうにかなる!)」と考えがちです。
しかし、プロモーション活動の場合は、
「使い方」以前に、「目的にあったモノ(メディア)」を選んだ方が良いという事ですね。
今一度、「自社の目的」と「メディアの特性(=メッセージ)」に目を向けてみては、いかがでしょうか?