本コラムでは「自走」によって、ブルドーザーのごとく事業成長を牽引されている現場を、2つの観点からシェアします。
1)『自走』している状態【3選】
2)事業成長に直結する理由
1)『自走』している状態【3選】
そもそも自走している状態とは、どのような状態なのでしょうか?実際は複数の観点がありますが、ここでは大きく3つに分けてご紹介します。
①「専門家・その道のプロ」と対等に会話ができる。
② 正確な「数値・情報」を要求する。
③ 合理的な「判断」。
①「専門家・その道のプロ」と対等に会話ができる。
一言でいうと「情報武装」ができている状態です。ここでの情報武装とは、レポートなどの報告を理解できる事ではありません。結果(数値)に関係する要因(数値や施策)を理解し、因果関係や仮説・対策案を指摘できる状態です。
② 正確な「数値・情報」を要求する。
常に「行き止まり情報」を取得します。つまり「これ以上、発信できる情報はありません」という状態まで深堀りをします。また、バイアスがかかった情報には指摘を行い、正確な情報を入手し、正常な議論に戻します。
③ 合理的な「判断」。
①②が実現できているので、当然、合理的な「判断」を実現しています。その場の雰囲気や流れに流されてしまうような「非合理的」な判断をしません。
以上が『自走』状態の共通点3つです。
では、なぜ『自走』状態が、事業成長の牽引に大きな役割を果たすのでしょうか?
2)自走が事業成長に直結する理由
なぜ『自走』が事業成長に直結するのか、点ではなく「線」で捉える必要があります。
現場でよく見かける例をあげてみましょう。
(例)
● 売上進捗が悪く、精神的に追い込まれている時に、外部企業から提案を受けました。
● 成功事例が多く「いまスグに判断しないと契約できません」と急かされます。
<このような時の自走組織は・・・>
・フワッとした提案やサービスに投資する事もなければ、迷うこともありません。
↓
(なぜ?)
↓
・数値や事実をベースとした「合理的な判断」という礎がある。
・事業成長のために、いま何を優先すべきか?事実・数値を軸に描けている。
↓
(仮に失敗しても・・・)
↓
・マイナスとプラス要素を、数字を軸に掘り下げる。
・失敗原因の要素を分解する。
・抽象度を高めて共通点を見出す。
↓
(自ずと)
↓
・投資すべき施策の「優先順位決め」で大きなミスをしない。
・各施策の投資回収率が高くなる。
当たり前といえば当たり前なのですが、大切なのはこの先です。
こちらの自走モードを繰り返していると、、、
(その1)全てにおいて事実・数値を軸に考え、行動しているので
→ 時間経過と共に「課題の質」が向上する。
(その2)一つ一つ課題を潰して積み上げているので
→ 時間経過と共に課題の「絞り込み」が容易になる。
(その3)意見や議論が派生・発展します。
→ その結果、成長に必要な「壁」の突破率が高くなる。
マーケティングの猛者な方が率いる組織は、このような好循環のなかにいるので、停滞期はあれど必ず突破して持続的に事業成長を遂げられています。
●自走できる組織こそ、目の前に立ちはだかる「壁」を突破できます。
●弊社のような外部の支援会社と対等に会話できてこそ、または越えてこそ、継続的な成長を実現できます。
爆発的な成長を遂げ、限定的なお付き合いになる企業様の共通点です。
これは間違いありません。
本コラムが、どなたかの何かのお役に立てれば幸いです。
弊社では様々なパターンでの「自走支援」が可能です。
コンサルティングや広告運用業務の委託と並行した自走支援のほか、自走支援のみのご支援もできます。
クライアント企業様の状況、ご要望に応じてご提案しています。
猛者な方の行動・思考パターンに加え、20年以上の支援実績・豊富な経験から生み出した「フレームワーク」「思考プロセス」に触れるだけでも、先行企業様の取り組みが理解いただけると思います。
脱丸投げ。
自走を実現して、企業のデジタルマーケティング力の底上げで、持続的な成長体質を手に入れましょう!